アルゼンチンの紡績既製服業界は悪化の危機に直面している

アルゼンチン成衣工業商会（CIAI）が本（2019）年10月の産業概況について指摘したところによると、アルゼンチン中型企業連合会（Confederacion Argentina de la Mediana Empresa,CAME)報告書によると、同国の民衆の購買力が大幅に低下し、2019年8月の既製服小売額は17.6%減となった。

既製服業者はインフレ率に合わせて服の価格を上昇させないようにしているが、販売量は依然として下落している。アルゼンチン国家統計局（INDEC）によると、2019年7月は前年同月比で、ショッピングセンターやスーパーの衣料品販売量はそれぞれ6.4%と12.1%減少した。

CIAIによると、同産業は消費購買力の低下と税収と財務の高コスト圧迫を受け、紡績衣類業の正常な発展に深刻な影響を及ぼしている。INDECの報告によると、8月の成衣業の生産は前年同月比12.8%減となり、15カ月連続で衰退した。

また、国内の衣料品販売の低下とドル高により、衣料品の輸入が打撃を受け、阿国税関の統計によると、8月の衣料品輸入は35.8%（数量は31.8%、販売価格は5.9%下落）減少した。